脂肪ってそもそも何? 食べ物の脂肪と体につく脂肪の違い

2019年7月12日

そもそも脂肪ってどんな成分でできているのか?

この、根こそぎ落としたいお腹についた脂肪には何が詰まっているのか。。。


食べ物で摂った脂質って、そのまま体につく脂肪に直接なるのか?

それなら脂質はできるだけ摂りたくない。。。


この記事では、多くの人が疑問に思うであろう、二つの疑問に答えていきます。

脂質のことを良く知れば、もう脂質なんか怖くありません!

太ったおじいさんの絵

脂肪ってそもそも何?

そもそも脂肪ってなんなのかいまいちわかりづらいですよね。脂肪の定義って何なのでしょうか?

三大栄養素の一つである脂質、実は化学的な構造で定義がされているわけではないのです。一般的に、水には溶けなくて、有機溶媒には溶ける物質が脂質と呼ばれています。構造ではなく、その性質で定義されているんですねえ。

脂質は炭素、水素、そして酸素からできています。

1グラムあたりのカロリーは9キロカロリーと、糖質・タンパク質の4キロカロリーよりも多くのエネルギーを貯蔵することができます。少ない量でより多くのエネルギーを貯蔵できるため、人は余ったエネルギーを脂肪として蓄えるのです。

お腹につくような典型的な脂肪は単純脂質といいます。単純脂質はグリセロールと脂肪酸からできています。

さらに脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。

飽和脂肪酸の方は構造的に安定しているため、エネルギーを貯蔵するのに向いています。なので食べ過ぎると脂肪になりやすいとされています。

不飽和脂肪酸は構造的に不安定なためエネルギー源に向かず、よって摂取しても脂肪になりづらいとされています。またEPAやDHAのように中性脂肪を低下させる働きのある脂肪酸が存在するため、不飽和脂肪酸は積極的に摂取することが推奨されています!

食べた脂質はそのまま体の脂肪になるの?

食べ物に含まれている脂質と人間の体についている脂肪は基本的に同じものです。牛肉の脂質も牛の体についている脂肪なので、当たり前だと言えば当たり前ですね。

しかし、食べた脂質がそのまま脂肪として蓄えられるわけではありません。

食べ物の脂質も人間の脂肪も、同じようにグリセロールと脂肪酸の2つの物質からできていますが、脂質を食べたら一旦消化酵素によってグリセロールと脂肪酸に分けられ、再度結合して私たちの体脂肪になります。脂質は小腸から吸収され、水に溶けるタンパク質と結合することで、体中に運ばれます。身体中に円滑に運ぶために、脂質は一旦グリセロールと脂肪酸に分解されるんですね。

よって、食べものの脂質そのものが私たちの脂肪になることはありません。

バターにバターナイフが入ってる

特別な理由がない限り、適量の脂質は摂る方がいいです!

カロリーが高く、肥満につながりやすいことから避けられがちな脂質ですが、ある程度の量(1日あたり30gほど)は必ず摂った方がよいです。

その理由は、

・油にしか溶けないビタミン(ビタミンAなど)があり、脂質が不足してしまうとビタミンが不足してしまうことになるため。

・糖質でエネルギーをまかなえなくなったときにエネルギー源になるため。ボディビルの大会に出るとかでなければ脂肪はある程度つけるのが望ましいです。体脂肪率が極度に低いとエネルギー不足で倒れかねませんからね!

・タンパク質などの他の栄養素と相互に関係しあって吸収されたり、他の栄養素と一緒に働くため。結局、良く言われている「なんでもバランスよく食べるのが一番」というのは、異なる栄養素がちゃんとそろって初めてそれぞれの栄養素の本当の力が発揮されるからなんです。

脂質はエネルギー源になるだけではなく、体全体を円滑に動かす潤滑油のような役目を果たしているのですね!


2019年7月12日

Posted by マリンガイ