ビタミンCの働き その効果と含まれる食材は?
ビタミンCは美容に良いってよく聞きますよね。女性が進んで摂るビタミンというイメージがありますが、美容的な効果しか期待できないのでしょうか?
ビタミンCはもちろん美容にはとても良いですが、けっして美容に興味のない男に無縁のビタミンではありません!男にも嬉しい効果があります。
この記事では、ビタミンCのもたらす効果と、ビタミンCが豊富に含まれる食材をご紹介していきます。

ビタミンCの効果
抗酸化作用
私たちの吸った酸素の一部が活性酸素として体内で働きます。活性酸素はその強い酸化力で体内のウィルスなどを蹴散らしてくれるのですが、逆に増えすぎると私たちの細胞を傷つけ、ガンや糖尿病の原因になります。ビタミンCにはこの活性酸素を素早く取り除く抗酸化作用があります。ガンや糖尿病の予防の助けになるということですね!
コラーゲンの生成に必要
ビタミンCが不足すると起こる病気が壊血病です。
ビタミンCはコラーゲンの合成に必要なビタミンなので、不足すると血管が弱くなり、出血してしまいます。
また、コラーゲンは人間の体のたんぱく質の4分の1を構成しているため、不足すると肌の調子が悪くなったり、筋肉がうまく合成されなくなる恐れがあります。
メラニン色素の生成を抑える
これは美容に嬉しい効果ですね!
メラニンが作られる過程では多くの酸化反応が起こります。ビタミンCの還元作用(抗酸化作用)は酸化を食い止め、メラニンが作られるのを阻害する働きがあります。
またできてしまったメラニンを、その還元作用によって色を薄くする効果もあります。
アルコールや糖の代謝に関与する
アルコールや糖のカロリーはダイエットの天敵ですよね。
ビタミンCはこれらの代謝のプロセスに必要なので、不足してしまうと体内で糖やアルコールを上手く処理することができなくなります。
お酒が好きな方にはビタミンC!
ビタミンCが豊富な食材
実は人は体内でビタミンCを合成することができないので、食べ物で摂取するしかないと知っていましたか?
成人の1日のビタミンCの推奨摂取量は100mgとされています。
ビタミンCが豊富に含まれている食材は以下の通りです。
[100gあたりのビタミンC含有量]
オレンジ 60mg
イチゴ 62mg
小松菜 39mg
赤ピーマン 170mg
ジャガイモ 35mg
ブロッコリー 54mg
意外なことに、赤ピーマンは、ビタミンCが豊富なことで有名なオレンジの3倍近い含有量を誇っています!
こうして見てみると、1日にビタミンCを100mg摂るのはそんなに難しくなさそうですよね。
サプリメントで摂るのもオススメです!
ビタミンCの1日の推奨量を摂取するのはそんなにハードルが高くないと感じるかと思います。
しかし、ビタミンCは水溶性のビタミンのため、摂取しても3時間以内に尿として体外に排出されてしまうのです。そのためビタミンCはこまめに摂取する必要があります。
また、食材としてビタミンCを摂る問題点として、ビタミンCは熱に弱く、調理の過程でその大部分が失われてしまいます。
サプリメントでビタミンCを摂ることで、以上の2つの問題点を解決できます。
「サプリで摂取してて、飲み過ぎたらどうしよう。。。」と心配する方もいるかもしれませんが、ビタミンCはすぐに体外に排出されるため、過剰摂取の心配はいりません。ビタミンCは毒性が低く、過剰摂取しても重大な副作用は起こらないとされています。
また、「サプリでとるビタミンCは、天然の食材のビタミンCに劣るのではないか?」と思うかもしれません。実際は、サプリはビタミンCをアスコルビン酸の形で含んでおり、これは天然の食材に含まれるアスコルビン酸と同じ働きをします。
以上、ビタミンCの効果と含まれる食材についてご紹介しました。
美容的にも、体づくりという点でも必須のビタミンなので、食事だけでなくサプリメントで必要に応じてビタミンCをこまめに補うのがオススメです!