そもそもビタミンって何なの? 他の栄養素との違いを説明します!
ビタミンは体に良いから野菜もちゃんと食べなさい!
などと良く言われますよね?
でもそもそも「ビタミン」って何なのか気になりませんか?
炭水化物、タンパク質や脂質の三大栄養素やミネラルとはどう違うのか?
この記事では、人間に必要な栄養素の中で、ビタミンはどういう立ち位置なのかを解説していきます。

数ある栄養素の中でのビタミンの位置付け
ビタミンの位置づけを一言で言うと、体の機能を保つために必要な微量栄養素の中で有機物のものがビタミンと呼ばれています。
微量栄養素って?
微量栄養素とは、三大栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質)がエネルギーに変換される時や、逆にそれらが皮膚や筋肉に変わる手助けをする栄養素のことです。微量栄養素自体はエネルギーに変換されることはありませんが、私たちの生命を維持する上で欠かせない栄養素です。
三大栄養素は一日に数十グラム摂取する必要がありますが、この微量栄養素はその千分の一以下程度の摂取量で十分なことから、「微量栄養素」と呼ばれています。少しの量で大事な働きをしてくれるんですね!
有機物の微量栄養素がビタミンです
私たちの体内で微量ながらも働いてくれる栄養素として、
・ビタミン
・ミネラル
・(ホルモン)
の3つがあります。
ビタミンは有機物の栄養素です。有機物は、炭素、水素、酸素、窒素の4つの元素の組み合わせからなる物質です。
ミネラルは無機質の栄養素です。無機質は、有機物を構成する4つの元素以外の元素単体のことを言います(亜鉛やマグネシウムなど)。
カッコ書きでホルモンも入れましたが、ホルモンは微量でビタミンと同じような働きをしてくれるものの、通常すべて体の中で合成されるため、栄養素には含まれていません。
ビタミンとミネラルは、三大栄養素と合わせて「五大栄養素」とも呼ばれています。
ビタミンの働き
それぞれのビタミンの働きについては以下の記事でまとめています!
ビタミンの摂取方法としては、脂溶性ビタミンは油と摂ると吸収効率がアップし、水溶性ビタミンは少しずつを頻繁に摂ると体内のビタミン量を多く保つことができます。サプリメントによっては、水溶性のビタミンを脂溶性に加工することによって体内にとどまりやすくしたものもあるようです。
ビタミンは私たちの体の機能を正常に保つ機能がありますが、それに加え、病気の予防や治療、運動パフォーマンスの向上を目的にサプリメントを摂取することがメジャーになってきています!