マグネシウムの体への効果 疲れやすいのはマグネシウム不足が原因かも?
体にとっても重要なミネラルであるマグネシウム。
最近なんとなくだるかったり、疲れやすいのはマグネシウム不足かもしれません。
この記事では、マグネシウムの体への効果、マグネシウムが不足したら起こること、マグネシウムを十分に摂るにはどんなものを食べたら良いかを解説していきます。

マグネシウムの効果
マグネシウムは約6割が骨、残り4割ほどが脳や神経、そして筋肉に分布しています。
マグネシウムの働きは
・糖質、脂質、たんぱく質の合成と分解に関わる
→三大栄養素の合成と分解の過程に必要なミネラルです。ボディメイクをしている方には特に必要ですね!
・神経伝達
→体が正常に動作するために重要なミネラルです。
・筋肉の収縮を制御する
→筋トレの味方です。
・血管を拡張し、血圧を下げる
→十分な量のマグネシウムを摂取することで高血圧を予防・改善できるという研究結果があります。
・生活リズムを整える
→人間の細胞内には生活リズムをコントロールする体内時計があると言われており、マグネシウムには、昼夜の移り変わりに人間の体内時計を合わせることをサポートする働きがあるという研究結果があります。
マグネシウムが不足してしまったら!?
このように、生命維持に必要な様々な要素に関係しているため、マグネシウムが体内で不足するとイライラしたり、疲れやすくなったりという症状がでます。
・不整脈
・動脈硬化
・精神障害
・吐き気
・筋肉の痙攣
・高血圧
・骨粗しょう症
・むくみ
・神経疾患
マグネシウムが不足すると以上の症状のリスクも上昇します。
ちなみに体内でマグネシウムが不足すると、骨からマグネシウムが放出されて不足分を補おうとします。
マグネシウムを豊富に含む食べ物
マグネシウムは穀類の胚芽、ほうれん草などの野菜、木の実、そして魚介類に豊富に含まれています。そのため、小麦粉や白米中心の食生活では不足する可能性があります。玄米を食べると主食でもマグネシウムが摂れるのでオススメです!
一つ注意しておきたいのが、カルシウムを摂りすぎるとマグネシウムの吸収が阻害されるということです。カルシウムとマグネシウムは互いに体内への吸収を阻害し合ってバランスをとっているため、どちらかに偏りすぎると健康障害のリスクがあります。
マグネシウムを効率的に摂りましょう!
マグネシウムの吸収は腸で行われるのですが、ビタミンDによってマグネシウムの吸収が促進され、逆にカルシウムとリンによって吸収が阻害されます。効率的にマグネシウムを体に吸収するためには十分な量のビタミンDの摂取が推奨されています。
過剰摂取については、マグネシウムは不要な分は尿として排出されるためあまり心配要りませんが、にがりやサプリメントで多量に摂取した場合は下痢になる可能性があります。しかし、常識的な範囲でサプリメントを使用していれば問題はありません!